文者の庵

-MONJA NO IORI-

君との距離

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大人になってから人間関係とは、つまり距離を如何に取るかだと学んだ。どんなに良いなと思っても向こうが距離を詰めさせてくれなければ詰めてはいけないし、逆にどんなに向こうから来ても嫌だと思ったら離れなければならない。色々な人との距離感があり、人それぞれの距離感があるからこそ関係性を保てるのだと思う。

 

大人になってから恋愛が難しいのは、皆距離感を学ぶからであり、大人としての振る舞いを身に着けてしまうからかもしれない。少年少女ならば多少の距離感の間違いは逆にドラマティックに映るかもしれないのだが、大人になるとそれが問題なったりもしてしまう。

 

以前、中年の男性がある喫茶店で女性店員に少ししつこく何かを迫ったみたいで店側で大きな問題となり警備員を呼ばれていた。デートしてくれと言ったのか、何かをプライベートな事を質問したのかは定かではないが店の仲が少し騒然とした。これがファーストフードで男子高校生が可愛い女子高校生店員に手紙を送ったとかならば小さなドラマになるかもしれない。ただ、今回のケースは少し勝手が違った。

 

大人の距離感を持たなくてはいけない辛さというのはある。だけれども、その距離感を越えなくてはいけない時も人生には稀にあったりもしていて。そのような事を難しく考えながら、未だに距離を埋められないあの人との距離感について考えを巡らせるのであった。